ざ☆Re:ある★Folk Blues

はてダからお引越ししました。相も変らずダラダラホビーな話を中心に書き込んでいます

Memory1.17

1.17


今年も一年で一番しんみりする日が厳粛に始まった。


何年経とうとも、決してこの日はオレの中で風化することは無いだろう。

あの震災から15年、現世に残されたものとして必死であがいてるオレを大切だった人や友人、信頼できる人生の師はどう感じているだろうか。

オレ自身はまだまだこんなもんじゃないと思ってしまうのだから、同様にエールを送り続けてくれているのではないか、そう信じたいものだ。

結局神戸には行かず、宝塚の友人の墓参りだけで帰宅したんだが(ものっそい沈みそうな気がしたからだ)澄み渡るほどの天気に恵まれ、仲間に囲まれながら墓石の横でヤツも微笑んでいるように感じた。


突発的な災害ってのはもちろん防ぎようが無いんだが、それを踏まえて生き残れたらこの震災と言う過去の事実を受け止め、生かす、そして力強く復興する。

それが大事だとは判ってはいるが人間ってそう言う前向きなモチベーションの上げ方が不器用でなかなか上手くいかんのよね。

話は前後するが前日のCXの特番ドラマ「阪神・淡路大震災から15年 神戸新聞の7日間〜被災地に生きた記者達の闘い〜」はよく出来ていて、思わずしんみりしながら釘付けになってしまったんだが、当時の映像も入れられて、何度か泣きそうにもなった。

ドラマでも、生き残った人に何が出来るか、何をすべきなのかがテーマとして語られていたが、生き残った我々には「絆」と言うか「生きる宿命」を与えられたと言ってもあながち間違いではあるまい。

来年、再来年と年を追うごとにあの日の事を振り返る、そしてつよくなっていく、そんなビジョンを持って生きていかねば。生きれなかった人達の為にも。

そう感じさせたドラマであった。



明日からはまたあわただしい日常が始まる。震災復興モニュメントの鉄人も神戸長田を見守っていることだろう。

犠牲になった多くの御霊にオレの追悼の想い、どうか届きますように。

「しあわせ運べるように」の歌が寒空の中沁みる。

…黙祷。