ざ☆Re:ある★Folk Blues

はてダからお引越ししました。相も変らずダラダラホビーな話を中心に書き込んでいます

Angel Heart

やってくれましたな、サンテレビ

タイトルの「エンゼル・ハート」とゆーのは北条司のコミックではなく、鬼才アラン・パーカー監督のホラー映画の事である。


エンゼル・ハート [DVD]

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「悪魔のバイブル」とも称されたウィリアム・ヒューツバックの小説を、鬼才アラン・パーカー監督が映画化したオカルト・スリラー巨編。1955年のブルックリン、私立探偵ハリー(ミッキー・ローク)は、ある日謎の紳士サイファー(ロバート・デ・ニーロ)から、失踪した歌手ジョニーを探してくれとの依頼を受ける。しかし、その調査の過程で次々と殺人事件が起きていき…。
前半はロークの柄をいかしながらのハードボイルド・タッチで進んでいき、後半へ進むに従い、恐怖のモチーフが徐々に首をもたげてくる構成がおもしろい。エレベーターを象徴的に用いた演出など、映像的にも見るべきところは多いが、一番の見どころはやはり出番こそ多くはないがデ・ニーロの悪魔的怪演だろう。(的田也寸志

詳しくはこんな感じ↑だが、1日の日に是空さん、飛さんと呑みに行った帰りタワレコに寄ったのだがその時、「久しぶりに見たいなー」なんて言ってた後のテレビ放映だもんでちびっと嬉しかったのよワタシ。


ロバート・デ・ニーロの怪演(本人はこの過去、封印したいだろーなー)もさる事ながら、この頃のミッキー・ロークが一番カッちょ良くて実はオイラ大好きだったの。

んでもって煙草をキャメルに粋がって替えたのもミッキー・ロークの影響が大きい。劇中でローマッチを親指の爪で弾いて火を点けていたのにも憧れて梅田の軍装屋でローマッチを買い込んだりもしたもんだ。今から考えるとちょい恥かしい若さゆえのあやまち。

その後、ジャック・ヒギンズの名作「死にゆく者への祈り」でうち震えるほどの男の渋さやハードボイルドさで感動し、更に男の生き様を感じさせる悲しきパンチドランカーの「ホームボーイ」で涙を流し、「ジョニー・ハンサム」で不器用なアウトローの姿を演じて、これまたいたく感動した後「ハーレー・ダビッドソン&マルボロ・マン」*1でがっくり来た後、去年の「シン・シティ」で、やはりいい俳優だなと実感したまではすんげーブランクがあったのは又今度の話。


さて、この映画が公開された当時、オイラは高校から大学に上がる直前だったのだが、二回ほど劇場に足を運んだ記憶がある。


その後原作本まで買って読んだりしてエラいハマりようだった。原作をまた丁寧に結構再現されていたのにはいたくご満悦だった記憶もあるなぁ。

当時オイラのハマってた事がH.P.ラヴクラフトその他ダーレス一派のウィアード・テイルズ系小説を読み耽る事と、武器ヲタだった事。んで、この映画にはそのどっちもが詰まってるんだね(´∀`)ノ


ミッキー・ロークにはスナブなリボルバーがよく似合う。「イヤー・オブ・ザ・ドラゴン」しかり。*2


ちなみに映画版ではS&W M49ボディガード(http://www.geocities.com/xavierbreath2/SmithWesson649.jpg)と言うM36チーフ・スペシャルのハンマー部分の上部だけスリットを露出させ、ポケットとかに入れてもハンマーがひっかかったりしないようにし、必要時にはハンマーを起こしてシングル・アクションも可能にしたものであったが、小説版ではM40センティニアル(http://world.guns.ru/handguns/SW640.JPG)とゆーダブルアクションオンリーのモデル。

M49の上部にあるハンマーを起こすスリットは無く、スタイリッシュでまた(・∀・)カコイイ!!のだ。オイラも好きなリボルバーである。

M49はあぶ刑事で舘ひろしマイアミ・バイスでタブスがサイドアームで使っていたのでそれで知っている人も多かろうと思う。

うんちくついでに言うと、M49はM36チーフのハンマー部分をそのままにしてフレーム部分を延長してあるので猫背な形に対してM40はハンマーを撃針を叩けるぎりぎりまで削ってフレームを小型化かつ、美しくしているのである。


詳しくはまーここらあたりで→http://ja.wikipedia.org/wiki/S&W_M36

まー、装弾不良や弾丸の不良があってもトリガーをもう一回引けば次の弾丸が装填されるのはダブルアクションのいい所だわね。あと、いざ有事になった時トリガーを引く際ってのはいちいちハンマーは起こさないで抜き打ち状態だからダブルアクション5連発でイーのである。

うちの師匠もそーいやハンマーを削ったチーフがダッシュボードに入れてたなぁ…

ああうんちく、うんちく(笑)

その他1950年代と言う設定の為、1911A1GIコルトが引き出しに入れられていたり、エンフィールドMkⅡの中折れフレームを折って弾丸が入っていないかシリンダーを回す→その後手首のスナップで元に戻す

とゆー何気ないしぐさや雰囲気がガンヲタ(ガンダムではない方)としてはたまらんかったのよ。

あとはオカルト方面で言うと、極めてヴードゥーラブクラフト的(笑)後味はめっちゃ悪いっすよ(笑)

全部言うとネタバレになるので深くは語らないものの、結構オレはこー言った理由でこの映画は大好きなのだ。

日本語キャストに磯部勉と言うのも渋いよね。ちなみにデ・ニーロの声はやはりこの人というか津嘉山正種*3。声優もすげー豪華なのだ。


ああ、DVD買おうかなあ…


あと、触発されてこの映画を見てみようと言う方に一言。


「デ・ニーロのアホさ加減に突っ込んではいけません」

*1:まあお馬鹿丸出しで笑える映画だったのでオイラ的にはOK。でも共演のドン・ジョンソンがすんげー可哀想かつ爆笑

*2:オイラ的には靴箱にデザート・イーグルが護身用に入れてあって、ラストにジョン・ローンと壮絶な撃合いとなるシーンも大好きなのだが

*3:「クロス・オーバーーー・イレブン…」って古っ!!まだやってんのかな??