Do the recruiter dream of Electric Sheep?
まー意味も無くフィリップ・K・ディックの有名小説からタイトルをパクってみたり(笑)
何回読んでも心に残る名作であるし、崇拝する作家であるよ。
と、言うのも今朝方風呂の湯船に浸かりながら不覚にも居眠りをしてた時、ふとP.K.ディック、と言うか「ブレードランナー」の夢を見たのだ。おまけにヴァンゲリスのBGMつきで(笑)
…ナンデカハワカンネ(笑)
作家で思い出したのだが、昨日、本棚を整理してたら火浦功の小説を発見。
詳しくはどーせはてなのログに引っかかるだろーって事で
はしょるけども、スチャラカ、原稿の取り掛かり具合の遅さ具合はおそらく日本一(核爆)な作家である。
ただ、洞察力の深さ、クールで見せ方の上手い文体、笑い転げるセンスのあるプロット、そして人生のエンジョイ具合の爆裂さ(ここらへんは氏のエッセイ「遊んでて悪いか!」等を参照)において人生の師匠として崇拝したい作家なのだが、「高飛びレイク」シリーズや「すたーらいと★」(実はタイトルに星印をいれるのは氏のパク…もといオマージュである)シリーズ、「ガルディーン」など未完の大作ももちろんであると同時に、
読みきりや短編こそに火浦功の味がある!
と言っておこう。
昨日読んだ「丸太の鷹」の中に収められている「ウラシマ」と言う作品はほんとに感慨深く、
…そして泣ける( ´Д⊂ヽ
氏の作品の中でいっちやん好きなのだ。
まー、詳しくは言わないが、白亜紀のティラノサウルスが竜宮城から帰って来て現代に蘇ると言う、ネタ的には「オイオイ」ってな話だが、その中で繰り広げられる人と恐竜の交流、そして一人になった恐竜の存在の虚無感など、とにかく読ませ方が絶妙なのだ。
(本人が活動してないってのもあるが)氏の作品はもっと世に評価されるべきであろうと切に願う次第。