ざ☆Re:ある★Folk Blues

はてダからお引越ししました。相も変らずダラダラホビーな話を中心に書き込んでいます

Pray for Quake day’s Memory

あの日の記憶に祈る。

今年で13回目の澱んだ日がやってきた。

一年で一番、あの頃を思い出し、憂鬱になるのと「生き残ったんだから亡くなった人たちの為にも頑張らねば」との想いが交互にそしてジレンマを起こすそんな日だ。


今年は宝塚の友人の法事が13日の日曜にずれていたらしく、行ってみたら終わってたので香典をオバちゃんに渡して、改めて仲間三人で友人の墓参りを済ませ、小雪のちらつく中、街を見渡せる墓地で友人のために火をつけた煙草と安バーボンを墓前に備えて帰ってきたのだった。

…とにかく今年は寒かった。

帰ってきてすぐに灯油ストーブの前で縮こまってしまったがよく考えれば暖まれる環境や、好きなものを口に入れる事が出来、安心して寝る場所があると言うのは本当に幸せなことではなかろうか。


また例年通り弟さんだけ残して家族ともども先に逝ってしまった予定嫁っ子の本籍は福岡市にある為、弟くんに先にメールで挨拶をすませた(「互いにオッサンになってしまったねw」と返したら「ホントですよねwww」と返ってきたのが何とも歴史を感じるものだ)ので、寒さに負けたというのもあるが、伊丹の昆陽池公園にも、神戸三宮の東遊園地にも寄らずまっすぐに帰宅したと言う次第。


上は去年の写真の使いまわし(ただし去年とは別カット)だが、被災した神戸港の岸壁を当時のまま保存したもの。


下のは神戸三宮東遊園地内にある希望の灯り。この碑文を見る度に心臓が締め付けられる。

毎年書いている事だが、この日だけ気を引き締め、あの日の体が千切れそうになるほどの数々の想いを憂いてしまうのもどうかとは思うが、やはりあの13年前の事が昨日のように思える。それは関西にいてあの地震を体験した人ならば、少なからず思えるのではなかろうか。

これから生きていく上で気持ちのリセットスイッチを入れなおし、ずっとこれから先、決して当時を忘れない日と言う事での自分への楔としたい。

そして、未だに頑なにチョンガーである自分(何かH子以外に結婚しちゃいけない気がどうもしてるんですよね…)とあの時のまんまで泣き虫なオイラを振り替える意味も含めてここにくる仲間達やお客さんの為に、ここの履歴と携帯で作ってたホムペ、魔法のあい島時代の記憶を晒しておきます。


http://d.hatena.ne.jp/KAZe/20070117

http://d.hatena.ne.jp/KAZe/20060117

http://d.hatena.ne.jp/KAZe/20050117

http://ip.tosp.co.jp/NIki/TosNk100.asp?I=4545P&Dt=20020117&SPA=20&Pw=


そう言えば彼女の好きだったアーティストのアルバムCD(現に一枚目は彼女から貰ったものだ)を久々に引っ張り出して聴いてたらなんか色んな事を思い出してしまった。

と言うワケで以下追記。

つまりコレなんだけども。


CLOSET

CLOSET

 


Birthday Suitさんらが自分に届けてくれる音楽はガンガン琴線に入ってきてしまい、昨日の晩はコンポの前で恥ずかしながらメソメソしてしまった。
たった9曲の中にせつなさとあたたかさが凝縮され、もっと評価されてもよかった作品ではないかと今でも思える。そして16年経った今でもPOPSとして充分なパンチ力のあるアルバムではなかろうかと自分は信じてやまない。


…まあ、今となっては入手困難になってしまったかもしれないけどね(汗)もし中古店とかの片隅で眠っていたなら、どうか引き上げてやって下さいよ

>お仲間達



でも実は自分が一番グッと来たのは三枚目。一番聴き込んだかもしれない。↓

R.

R.

ただし、三枚目の「R.」がリリースした頃には彼女はもういなかったワケだが…。

今はもう無い、大阪バナナホールで「R.」以後リリースのミニアルバム「Loser」のライブツアーにも何かに突き動かされる気持ちで観に行った時、会場の右端で少しウルウルしていたのは内緒だ。


今日も移動すがらずっと思いいれのある一枚目、「CLOSET」を聴いていた。

3曲目の「Time is Merry-G0-Round」、4曲目の「Bleathless」、そして彼女が大好きだった7曲目「通り雨のように」が沁み行ってきた。

そして、当時の思い出が移動の車内でやはりリフレインして目頭が熱くなった。

いつまでたっても泣き虫な自分へのこれでいいのかと言う自問自答、でもいつまでも思い出にどこかすがりたいと言う頑固な思いが車中から流れ見える景色の中で

二枚目の「Home and Away」からは「想い出を永遠に変えて」(収録アルバムは以下)を、

HOME AND AWAY

HOME AND AWAY

三枚目の「R.」からはあらかじめ「限りない時の中で」をMP3プレイヤーの中に取り込んでおいて、もうそれが流れる度、そして何度も聴き直す度に自分の中にある彼女と過ごした想い出の欠片や残像が蘇る。


強がりの君なら尚更 一度きりの泣き顔が

この胸に焼き付いて忘れられない ありふれた色彩の街に

染まらずにいるなら Call My Name いますぐ

もう一度君の夜をくれるなら どんな朝も受け止めよう全て

いつの日にか 歌える時が来る 濡れたキスを重ねた永遠のメロディー

(「Bleathless」より抜粋)




だから、Birthday Suitさんのアルバムは捨てられないのだ(爆)

ちょっぴり切なくもあるが、思い出を振り返る事の出来る素晴らしい楽曲を提供してくれたと言う意味で佐木氏、松崎氏には感謝したい。

バースディ両氏らも当時関西で(京都α-Stationでしたかね?)番組をされておられた際に、被害者情報が増える中、当時はただ言葉少なにひたすら音楽をかけるしかなかったと松崎氏が言われていたのをふと思い出した。


ちょうどミクシの中にBirthday Suitのまっつんさんがおられる(どちらかと言えばバースディの楽曲では、まっつんさん寄りです、ワタシ・汗)ので、以前直メを送らせていただいたのを思い出し、今回あらかじめ氏にこのブログでバースディの事とかに触れていいですかと打診したら快く承諾して下さったので改めてこの場で謝辞を申し上げたい。


震災を知らない子供も増え、また近年に訪れる「南海大地震」に備え、関西在住の自分たちにこれから何が伝えられるか、何をしなければいけないか、が問われるのは明白な昨今。

そう言う意味で1.17と言う日は意味を持つ大事な日なのだろう。

そして今日だけはちょっとメソメソしてもいいじゃない??

以上、今年の震災記念日。


そして犠牲になられた方々へ黙祷…(-人-)

ここに来られるお仲間含め、お客さんのコメントをお待ちしています。