“Waiting For the Sirens’ Call”
キタ━━━━(゜∀゜)━━━━!!!!!!
そんなワケでギャラが出たので楽しみで仕方なかったNew Orderの新譜、“Waiting For the Sirens' Call"(ASIN:B0007INYFS)をいそいそと購入して帰る。
今回の1stシングル(M-④)“Krafty"が何でもMTVのヘヴィ・ローテーションになって、ガンガンにかかっているというから、ワシらおっちゃんだけでなく若い世代にも受けているようだ。
さて、ライナーはそっちのけでコンポに入れて、リー即で震える。
むちゃむちゃカッチョええ(>.<)!!
結成されて24年になろうと言うのに、昔から何も変わっていないバーニーの切ないボーカルとギターメロとハイトーンなベースがユニゾるメロ(フッキーのヘタウマベース最高!!)、メランコリックで叙情的でもあるがポップなところ。
そしてコード進行が昔から変わっていなくて何も新しい事をしていなくて極めて「おマンチェ」サウンド満点なところ(爆)
いや、これはいい意味で、フォロワーであるワシとしては諸手をあげてバンザイなところなので決して非難しているわけではないっすよ。
そしてCDを聴いているうちに、ワシの高校生時代をふと思い出してみたり。
ちょうどMTV世代のワシだが、高校1年の時に、いわゆる「マンチェサウンド」に出会う。
世間もNew Wave/エレポップが評価されていてたのと言うのもあるが、その頃からしばらくのオレの頭の中は、U2とThe Cure、New Order、The Smiths 、エコー&ザ・バニーメンしかなかったと言っても過言ではない。
そんな時代だったのですよ…(しみぢみ)
さて、話を元に戻そう。今作の“Waiting For the Sirens' Call"だが、過去の彼らと何も変わらないと書いた。
New Orderのバンドプロフとかはきっとはてなの検索にひっかかるだろーで、詳細は割愛するが、前身のバンド、Joy Divisionの中心人物イアン・カーティスがツアー前日に自殺すると言うトンでもない事態に陥いった残りのメンバーがバンド活動を存続させる為に立ち上げたのがNew Orderだ。
それ以後無機質なデジタル・ビートに乗せながらも、メランコリックなメロディ(特にセミアコなギターのメロディと力強くもあり、サブメロを奏でるベースラインの融合)を乗せているといういわゆるNew Orderにしか出来ない味を確立させたのはロック史においても貢献されるべきである。
また彼らのスタンスとして、「決して世間の風潮に媚びない」と言うのが何か職人っぽくてオレは大好きなんである。この頃に出た他のバンドは安易に影響やコマーシャリズムを打ち出し、音楽性が時々見えない事があったものの、彼らは頑なに「どんなに世間が欲しようとも不器用な僕らはダンス・ビートを刻み続けていくだけなんだ」と自己のサウンドを保ち続けたのである。
いやはや、「継続は力」だねぇ。
そして今作にもそのラインはちゃんと色褪せることなく受け継がれている。そして「陰と陽」が表現されている事にもう脱帽。
これはどういうことかというと、彼らのウリとも言う点なのだがキャッチーでポップなメロを聴かせてくれるのとと同時に心臓を鷲掴みにされるような哀しみと廃退を感じるような美しいシンセのメロディによる楽曲を我々に提供してくれると言う事なのだ。
もしここのブログを読んで、彼らの軌跡を辿りたいと思われたら試しに何枚か聴いてみるとよい。オススメはベスト盤がてっとり早いが、断片的になりすぎるてらいもあるので注意。
オレが書いたことが判るのではないかな。
「デジタル+生音の融合表現者」「マンチェスター・サウンドの生き証人」として、オイラの中では永遠に語り継がれていく事は間違いないNew Order。
あとは再来日とかしてくんねーかなぁ…と願うのみ。
そーそー、日本盤ボーナスのアジカンの後藤くんが日本詞をつけてバーニーがたどたどしい日本語で歌うとこは少しヒいてしまった…
韻を踏めばいいってもんでもないぜ、ホントこれだけはゲンナリ。